オーストラリア初の女性首相(2010年6月24日)

オーストラリアで初めての女性首相が誕生した。

前首相ケビン・ラッド氏の人気が下がり今年中にも実施が予想される総選挙にラッド氏では勝てないとして、労働党から党首の交代を求める声が出て、党首の選挙が予定されたが、ケビン氏が直前に降りて、前副首相のジュリア・ギラードが選出さオーストラリア初めての首相に任命された。


(写真は"The Australian"より、新副首相のウェイン・スワン氏と)

ジュリア・ギラードは1961年ウェールズ生まれで、5歳の時に両親とともにオーストラリアに移住し南オーストラリアで育った。メルボルン大学で法学を修めて弁護士の経歴がある。家は私が所属しているゴルフクラブの直ぐ近くでAltonaという場所にあるが、キャンベラのアパートに住む事が多い模様。未婚だが、美容師のボーイフレンド(新聞などでは「パートナー」と呼ばれているが、こちらでは結婚しなくても配偶者に近い形で一緒に住んでいる人も多いゆえ、内縁関係と見て良いと思う)を持つと言う。

女性の首相ではお隣のニュージーランドでヘレン・クラーク(1999年から2008年まで)が先輩だが、オーストラリアでも漸く女性首相の誕生となった。なお、今回、形式的にではあるが彼女を任命したオーストラリア総督のクエンティン・ブライスもオーストラリア初の女性総督である。オーストラリアの各州の行政上の長はやはり首相(Premier)と呼ばれるが、クイーンズランド、ニューサウスウェルズ州の首相も女性である。この点、日本よりはかなり女性の進出が目立つといえる。

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